これを読んでいるあなたは、自分の人生に満足しているだろうか?
そこそこ、でいいと思っているだろうか?
今を生きることに、大満足だろうか?
この先も今の状況が続くとしたら、それでいいと思っていますか?
もし答えがNOならば、この先を読んでみてほしい。
●ユートピアは失われた
僕なりの理想のコミュニティというものを考えたいと思う。
というのも、現在、モノ・物質で満足できないことが、物質主義の極限に至ったことでわかってしまったから。
僕らの「目指すべき」希望が失われてしまったから。
僕らは、モノで人は満足できないことがバレてしまった。
白物家電をすべて揃えるだけではだめだ。
高価なオーディオ機器は、たまにしか使わない。
高級車やタワーマンションを買っても、誰も本気でほめてくれやしない。
高度な技術を使った便利なアイテムを身の回りで置いてそれをたまに使ったとしても、結局虚しいだけだとわかってしまった。
パソコンで楽しげに暴れるYouberを見たり、ゲームをしたり、映画を見たり、無限にあるコンテンツを毎日消費したとして、「快楽を数珠つなぎにして」も、これで自分は完全に満足できないのがわかってしまった。
じゃあどうすればいい?
自分は、どうすれば満たされるのか…?
かつての「モノを揃えるために金を稼ぐ」という価値観は崩壊し、目的を見失った人たちは、外面の満足ではなく、内面から満足しなければいけないことに薄々気づきだしている。
今の若者たちは、コンテンツを消費するだけでなく、自分たちが人生の主人公でなければ、すべては虚無だと知っている。
満たされているがゆえの「無」がそこにあることを知っている。
なにもしなくてもとりあえず生きていける。
しかし彼らは、連綿と続く毎日の退屈を埋めるために自分は生きているのではないと思っている。
それでは頭が狂いそうになるだけだ。
なんのための人生なのか…?
●人生の起爆剤はどこにあるのか?
結論から言うと、人間の特性から言えば、「成長と貢献」が、僕らが自分の人生に満足するために必要なことだ。
これは成功哲学や自己啓発の分野ではよく言われている。
人は6つのニーズを持っており、それをすべて満たすためには、「成長と貢献」が最も適している。
6つのニーズとは以下になる。
1・生存
2・安定
3・不安定
4・自己重要感
5・愛とつながり
6・成長と貢献
1は満たされている前提として、2~5のどれかに集中して満たそうとすると、必ず相反するニーズが反発する。
安定を満たすと退屈になり、不安定、多様性が欲しくなる。
不安定がすぎると安定が欲しくなる。
自己重要感を満たそうとして自分にばかり集中すると、愛とつながりが失われる。
つながりを重視し関係に妥協すると今度は自分が満たされなくなる。
では成長と貢献を目指すとどうなるか?
「成長は安全な領域では得られない」という言葉があるように、成長のためには新しいことを学び、失敗し、不安定な場に身を置かなければならない。
しかし成長するに連れて自分の精神は安定してくる。
「この問題について、自分は解決策を知らないが、必ず解決策を見つけ出すことができる」という自信が身につき、どんな問題にも挑むことができるようになる。
そうなれば自己重要感は増し、またあなたのすごさにまわりに人が集まってくるようになる。
リーダーとなり、チームからの信頼を得て、手伝ってくれる人が現れる。
人々の悩みを解決する商品やサービスを作り、利便性を与え、社会に貢献できるようになる。
つまり、自分自身の成長という内面に集中し、それにより社会に貢献することにより、あなたは人生の満足を得られるようになるということだ。
●理想の地はどこにあるのか
僕らは有限の人生を生きている。
誰しもいつしか死ぬ、ということだ。
近い未来において、不死の技術ができるかもしれないが、そうすれば人生観はもっと代わってくるだろう。
が、僕らが生きているうちはおそらくその技術は一般にまで行き渡らないだろうと思われる。
であれば、どういうふうに過ごせば、この人生に満足できるのだろうか?
死ぬ間際になり、「もうやり残したことはない。満足の行く人生だった」と思い、死んでいくことができるのだろうか?
「足るを知る」という言葉がある。
今この瞬間に、自分がどれだけ足りているのか、満足のいく状態であるのか、知るということだ。
小公女ポリアンナの「よかった探し」をするということだ。
そういう意味では、まだやりたいことはあるが、今死んでもまあ満足だろうとは思っている。
では、これからやることの意味はなんだろうか?
それは「チャレンジ」だ。
自分はどこまでいけるのだろうか? というチャレンジである。
自分がどれだけ成長し、どれだけ世の中に貢献し、世界に爪痕を残せれるか、ということだ。
人の記憶に残るようなことをしなければ、結局自分がどこまで到達したかなんて自己満足に過ぎないから、貢献は必須になる。
僕らはゲームを作ったりするようなクリエイターだ。
だから映画やゲーム、漫画、小説などの、あなたの理想の作り手を思い浮かべて欲しい。
彼らのように、世の中を沸かせ、興奮させ、感動させ、観客の人生に衝撃を与えるようなものを作る。
そうして、多くの人たちの人生に変化を与える。
「自分は、この漫画の主人公のような人になりたい」
「自分は、この監督のように、人々を感動させるものを作りたい」
「自分はこのクリエイターのように、世界を席巻する作品を作りたい」
「自分は作品に、自分の思い描いた世界を作り、それによって自分を表現したい」
そういったチャレンジだ。
あなたがもしなんらかのクリエイターなら、もう僕らは仲間だ。
同じ場所を目指す仲間である。
同じチャレンジをする仲間である。
世の中に影響を与える作品を作るということは容易なことじゃない。
しかし、多くの仲間のちからを借り、知恵を借りれば、それは可能なはずだ。
僕はそういうコミュニティを作りたい。
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