どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。
あなたは失敗が怖いですか?
失敗を怖がるということは、物事に慎重になりすぎることにつながります。
そうすると、いろいろなことがスローになってしまい、「仕事が遅い」ということになってしまいます。
「仕事が遅い」という評価はいい評価ではありませんね?
実際の仕事でそんな評価がついたら「あいつは使えない」という話になってしまいます。
また、失敗を恐れると、新しいことに取り組むことにも恐れが出てしまいます。
そうすると、新しいスキルを覚えるのが億劫になり、スキルのない人間になってしまいます。
これは「成長しない人」という評価につながってしまいます。
これはあなたにとっての損失です。
ではどうしたらいいのでしょうか?
■失敗を区別する
物事がわかるということは「区別ができるようになる」ということです。
失敗も、細かく区別すれば、「怖がっていい失敗と怖がらなくていい失敗」に分けられます。
そうすれば、余計な慎重さや恐れをなくすことができます。
まず、失敗のマイナス面を考えてみましょう。
失敗の致命的なことは、「死ぬ」もしくは「経済的に這い上がれなくなる」「逮捕される」というのがあります。
また、「恥ずかしい」「恥に思う」というのがあります。
これは内面の問題ですね。
「死ぬ」「経済的に這い上がれなくなる」、この2つは絶対に避けなければなりません。
「死ぬ」はいわずもがな、この世界からの決別だからです。
「経済的に這い上がれなくなる」、これは、無謀な借金を繰り返し、破産するしかなくなることです。
ただ逆を言えば借金がかさみ過ぎたら「破産すればいい」わけで、死にはしません。
人に迷惑をかけることになりますが、「死ぬ」よりはマシです。
ここで「人に迷惑をかけるくらいなら死んだほうがマシだ」
という人がいるかもしれませんが、もし借金くらいであなたが死んだら、そのお金を貸している人のほうが迷惑です。
お金など単に経済を回すためものなだけで、命と釣り合うものではありません。
■よい借金と悪い借金
ここで、借金について少し考えておきましょう。
借金にはいい借金と悪い借金があります。
悪い借金は「返すあてがないお金を借りる」ことです。
これは地獄への道になります。
毎月の返済に困るようになれば、地獄の入り口は近いです。
収入をガンガンに増やせればいいですが、短時間での収入増加は非常に困難です。
借金は計画的に。
これは必須です。
ではよい借金とはなんでしょう?
それは、ちゃんと毎月返せるお金を苦しくない範囲内で借り、「そのお金が将来の収入を増やす要因になる」ことです。
例えば、あなたの商品があり、広告にお金を払うと売上が3倍になることがわかっている。
これは、お金を借りてでも広告をすべきですよね?
これがいい借金です。
■犯罪は割に合わない
話を戻しましょう。
致命的な失敗の「逮捕される」ですが、世の中には「犯罪を犯せばたやすくお金が得られる」と思う人がいます。
しかし、これは短絡的です。
よくコンビニに強盗が入って20万円くらい盗まれた、みたいな話がありますが、僕からするとたった20万円くらいで、その後警察に追い回され、逮捕されて勾留され、社会的な地位を失い、友人も失い、仕事も選ばないといけなくなる、というのはリスクが大きすぎます。
そのリスクを背負うなら、100億円くらいでないと割に合いません。
昔、3億円事件というのがありましたが、あの事件も有名になりすぎて、犯人はいつ逮捕されるか、精神的にけっこう追い詰められているのではと思います。
およそ犯罪を犯して逃げている人は整形もするし、住居は変えないといけないし、仕事も偽名で就いたりなど、ろくなことがありません。
ビクビクしながら生きるのと引き換えにお金を得ることは割に合わなすぎます。
失敗する確率も高いです。
■失敗して恥ずかしいと思うこと
よく「失敗したら恥ずかしい」「失敗したら迷惑がかかる」みたいに言う人がいます。
これは、逆に言えば「失敗したらネタになる」ということです。
失敗したということはチャレンジした証ですし、失敗談は笑い話にもなり、苦労話にもなります。
だから人は失敗談をすごく好きなのです。
失敗談を話せるということは人気ものになるきっかけでもあります。
人々の共感を呼ぶからです。
みんな、似たようなことで失敗しているから、共感するのです。
失敗談は親しみを持ってもらえます。
「失敗したら人に迷惑がかかる」ということですが、インドのことわざに
「人は誰にも迷惑をかけずに生きることはできない。だから迷惑をかけられても許してあげなさい」
というのがあります。
このことは、日本人でもだいたいそう思っています。
わざとかけられた迷惑なら怒りもしますが、過失であれば「しょうがないよ」と思うものです。
だから、あなたがよかれとがんばった結果、誰かに迷惑をかけてしまったのであれば、それはちゃんと理解してもらえるはずです。
それに、「失敗は成功のもと」ですから、たくさん失敗したほうがほんとはいいんですよ。
ビジネスの失敗、学習での失敗、人間関係での失敗、すべてあなたの糧となっています。
反省はしても、後悔はしなくていいのです。
反省して「こうすればよかった」と思ったなら、次にそうしましょう。
あまり気にせず、次に進みましょう。
それがまわりのためでもあるし、あなたのためでもあるのです。
ニュースレター登録お願いします