天才の思考パターン:人生に100倍のレバレッジをかける地頭の鍛え方

どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。

コミュ力が上がって、モテモテになったり、人気ものになったりしたらいいと思いませんか?

思考能力が上がって、プログラミングが素早くなったり、いいアイデアがバンバン出てきたりしたらいいと思いませんか?

初めてのことでもうまくこなせるようになり、自分に自信が持てるようになったらいいと思いませんか?

これらのことは、すべて「地頭」をよくすることによって起こります。

地頭は思考であり、行動のベースになります。

例えば地頭が1で、そこから会話のスキルを3上げるとすると、

1x3で3の会話スキルがつきます。

しかし地頭が2のちからを持っていれば、

2x3で6の会話スキルがすぐに身につくわけです。

地頭がない状態でいくら勉強しても、地頭がよい人と比べると同じ時間勉強しても、天と地ほどの差がついてしまいます。

なので地頭、めっちゃ重要です。

先に地頭は先に鍛えておくべきだし、毎日鍛えればめっちゃすごくなれます。

では地頭はどうすればよくなるのでしょうか?

それには、5つの修練を常日頃することです。

1・推論思考

 

帰納法、演繹法というのを聞いたことがありますか?

帰納法は、AはBであった、という事実を集め、だからこうに違いない、という推論方法です。

スズキ君が学校の水を飲んだら顔が青くなった。

サトウ君も学校の水を飲んだら顔が青くなった。

サイトウ君も学校の水を飲んだら・・・。

これはたぶん学校の水が悪いに違いない! というわけです。

簡単ですね。

演繹法は、AはBである、BはCである、だからAはCである、という、論理のつながりで推論します。

例えば、人は思考能力を持っている、だから思考能力を持つものは人に違いない、という感じ。

もうひとつ挙げましょう。

ゲーム業界の人間は陰キャが多い。

新田はゲーム業界の人間である。

ゆえに、新田は陰キャである可能性が高い。

これも演繹法ですね(笑)。

これはロジカルシンキングの基礎の基礎ですので、練習本などを買ってぜひ複雑な推論ができるようになりましょう。

2・ロジカルシンキング

 

ロジカルシンキングには先の帰納法、演繹法のほかに、

・上から下に降りながら考える「トップダウンアプローチ」、下から上への「ボトムアップアプローチ」

・要素分解ツリー、原因追求ツリー、問題解決ツリーなどのロジックツリー

・前提や思い込みをなくして考える「ゼロベース思考」

も、あります。

ここでは深く解説しませんが、思考の選択肢がめっちゃ増えるので、問題の解決法やアイデアがバンバン出るようになり、驚かれます(笑)。

3・俯瞰

 

俯瞰とは、要するに高いところから見るということです。

山の上から街を見下ろすと、街の中からは見えなかった、街の様子が見えるようになります。

高いビルがあったり、観覧車があったり、大きな橋があったり。

新しい視点から見ると、新しいことがわかるわけです。

例えば誰かを怒っている自分を俯瞰して客観視してみる。

そうすると、ガーガー怒っている自分を見て「なんかムキになってみっともねーな」とか「結局怒っても相手は変わらないな」とか、わかるわけです。

そうするともっとよい次の行動はないかな、ということになり、行動パターンが変わります。

また、業界を俯瞰して見てみれば、どこの分野が活発で、変化が激しくて、誰が目立っているか、問題はなにか、みたいなのが見えてきます。

プログラマの自分はC言語しか覚えてないけど、業界はC#とかpythonが人気なんだなー、覚えたほうがいいかなーとか、わかってきます。

自分の分身を空の上にギューンと飛ばして、俯瞰視点を持つようにしてみましょう。

神様の視点から、いろいろなことが見えてきます。

4・類推

 

類推とは、例えば「ネコとライオンは同じネコ科だから、伸びをするときは同じ姿勢になるに違いない」みたいな、似ているから同じだろう、みたいな推理です。

これが非常に役に立つ推理で、どう役立つかと言うと、例えばエンタメは「面白い」と評価されるわけですが、映画の面白さとゲームの面白さは違うものだけど、エンタメとしては同じ部類だから、面白さの作り方も同じようなものだろう、ということができるのです。

他分野の成功をもってくるときに使えたりするわけですね。

また、問題解決についても類推は役立ちます。

新しいプログラミング言語を学ぶとき、以前覚えた言語とは違うけれど、言語構造として、プログラミング言語というのはほぼほぼ同じなわけです。

なので、プログラマーは言語ごとの「違い」だけを把握してしまえば、けっこうな速さで新しい言語を習得できるわけですね。

これは語学でも同じで、英語と中国語は言葉の順序で意味を作り出すので、英語を習得すると中国語の習得も類推でき、割と早くできるわけです。

同じように、日本語と韓国語は似たような構造なので、語彙と語形さえたくさん覚えれば、習得は割と早いのです。

このように類推は問題解決にも役立つし、成功法則を見出すときにも役立ちます。

5・抽象化

 

抽象化が出てくるのが遅いと思ったあなた、正しいです(笑)。

抽象化は推論を立てるとき、必ず出てくるからですね。

ロジカルシンキングのときも、分解してほぼほぼ抽象化します。

2つのものごとを分解したとき、共通するものを取り出すとそれが「本質」になります。

スーパーマリオとゼルダの伝説は、抽象化するとどちらも「隠されたアイテム」や「隠された部屋」があるので、どうやら「隠し」が、任天堂が作るゲームの面白さの本質のようだ、という抽象化ができるわけです。

スーパーマリオとゼルダの伝説は、ゲームとしては全然違うものだし、ジャンルも違います。

ですが、上記の抽象化から、本質は同じだとわかるわけです。

で、じゃあ映画の本質と小説の本質と漫画の本質は同じなのか? というと、「だいぶ重なっているところがある」という結論になります。

さらに言えば「ゲームもだいぶ重なっている」わけです。

ここからわかるのは、エンタメと言われるものは、ほぼほぼ同じ本質が使われていて、それが「面白さのコア」だということです。

つまりは、人間が感じる面白さとは、両手で数えられるくらいの法則で作られており、その組み合わせに過ぎないということなのです。

詳しくは、ロジェ・カイヨワや、チクセントミハイという人たちの論文を御覧ください。

6・語彙収集

 

地頭はロジック、アルゴリズムだけでは足りません。

そこに入れる多くのデータが必要です。

単純に、知識を増やせばそれだけいろいろなことを素早く解決できるようになります。

それだけでなく、それらのデータが組み合わさり、将棋で言う「棋譜」のような解決のパターンが見いだされます。

これはいわゆるビッグデータのようなもので、データがあればあるほど、解決とか成功の傾向、パターンがわかってくるわけです。

人は、持っている語彙の量の範囲でしか、物事を考えられません。

語彙が少なければその組み合わせにも限界が生まれます。

なので、とにかくなんでもいいから本を読む。

毛嫌いしないで、あらゆる分野の知識を仕入れてみる。

そこから、ありえない組み合わせの面白いものが生まれてきます。

そうやるのかという、意外性のある解決法も生み出されます。

知識の海に飛び込みましょう。

 

ということで、地頭を鍛える方法でした。

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