ゲームが人の感情をバグらせる瞬間を作る

人の感情というものは、普通、頭に銃を突きつけられて「ぶっ殺されてーのか!!」くらいに言われないとなかなか大きく揺さぶられるものじゃないんです。

人は平常心を持っており、なるべく平静でいようと働きます。

なぜかというと、感情的になったり、慌てたりすると、正常な判断ができなくなり、生物として生き残る(サバイバル)確率が下がってしまうからです。

しかしながら、感情は大事です。

なぜかというと、それは「危険だ!」という脳の叫びであり、人に行動させるための起爆剤だからです。

だから、危険を知らせる自分の感情をコントロールして、理性的に考えて行動できる人が、生物としては最も強い。

それが、最も生き残れるヤツということです。

しかし、感情のコントロールというのは非常に難しい。

これを鎮めようと思うと、相当な訓練が必要です。

(これについての方法もいろいろあるのですが、ここでは割愛)

普通の人は、理性で感情をコントロールしようとしすぎると、

「ありえない」

ことが起こります。

要は、「感情がバグる」のです。

ゲームでは、これを利用しているタイプのものがあります。

どういうメカニズムなのか?

それは、「ガマン」させることで起こります。

あなたもわかると思いますが、「ガマン」というのは、非常にフラストレーションが溜まります。

「あーーーーっ! 腹減ったーーー! 3日なにも食ってねえ・・・」

こういうとき、牛丼でもおごってあげたとしましょう。

そうすると、

「うめえ・・・・なによりもうめえ・・・こんなうまいものが世の中にあったなんて信じられねえ・・・」

ということになります。

感情がバグったわけです。

別の例でいうと、何十年も一緒に暮らしてきた犬が死んでしまい、悲しんでいる女性がいるとします。

親からは「まあ生き物は死ぬもんだよね。運命だよ」なんて無碍なことを言われる。

そんな耐えている状況で、「わかるよ、ずっと家族同様に暮らしてきた犬が死んでしまって、悲しいなんてもんじゃないよね。ほら、お墓に捧げる花束、買ってきたよ」なんて言われたらどうでしょうか。

せき止めていた感情が溢れ出て泣いてしまい、でもわかってくれる人が現れて、こころが浄化され、ちょっと軽くなる。

「わかってくれて、ありがとう。とても嬉しい」

そういう気持ちになるはずです。

我慢していたものが一気に開放されると、感情はバグってしまって、いつもの何倍もの感情になって吹き出てくる。

こうした人のこころのメカニズムを知っていれば、ゲームにうまく組み込むことで、面白いゲームを作り出す可能性がグンと上がるわけです。

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