どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。
■僕らは洗脳されている
僕は昔洗脳されて、今ここにいます。
いろいろな歌に洗脳されてきました。
「順調な僕のビジネス、でもある晩考えたよ、このままどこへいくのか」
「これくらいじゃまだまだ立ち止まれない」
「守りに入るのは早すぎる」
「そつのない暮らしに埋もれたくない」
「いつまでも追い求めていたい 満ち足りて動けなくなるよりも」
「高すぎて手が届かないとほったらかしの夢に 気づかないふり でもあきらめて歳を取るなんてNoNoNo」
「この街を越えたい 何言われようと 今も楽しいけど もっと派手なことするのさ みんなのこと悔しがらせてみたい」
「変わりたいよ 少しずつでもいい」
「自分で動き出さなきゃ なにも始まらない夜に 何かを叫んで自分を壊せ」
上げたらきりがないのでこのへんにしておきます(笑)。
たぶん、昔聴いていた歌に救われた人は多いでしょうし、元気づけられたり、聴いたことで踏ん張れたりしたことも多いと思います。
あなたもそうではないですか?
僕は歌を聴いたことで夢を持ちましたし、夢を叶えるまで頑張ろうと思いました。
今でもその歌を聴くと「がんばろう」って思いますし、元気づけられます。
歌だけではなく、ゲームや漫画の強烈な体験でもいろいろなモチベーションを与えられました。
歌やゲームや漫画は基本的に「壁を越えて成長する」物語を語っています。
僕らは「壁があったら越えて成長せよ」というメッセージを刷り込まれているのです。
刷り込まれると言うと悪いように聞こえるかもですが、僕らがこの世界を生き、楽しむには最善のメッセージだと思います。
メッセージが「壁があったら諦めてそこで死ね」だったら、世の中はこんな便利なものにはなってないでしょう。
いろいろなものを乗り越えて生き延びてきたからこそ、僕らはここにあるのです。
だから、おそらく太古の昔から、民衆のエンタメは「民衆を元気づけるもの」だったと思います。
■未来志向と現在指向
「未来には希望がある」「諦めなければ乗り越えられる」
そういうメッセージがエンタメに込められているということは、エンタメは「未来志向」であることがわかります。
「未来志向」とは、「こういう未来にしよう。だからこう動こう」ということです。
多くの人は
「今がこうだから未来はこうなるに違いない」
と思って動きます。
「現在指向」です。
世の中の動きに合わせて自分の行動を決めているのです。
これは、世の中の変化は自分で与えるものではないし、自分には未来は変えられない、という姿勢から生まれています。
でも本来、自分の未来は自分で変えようと思って動いたほうが、その通りになっていきます。
自分の部屋は自分で掃除しないときれいにならないのと同じです。
放っておいたらゴミ溜めになっていくだけなのです。
誰かがきれいにしてくれるのを期待していたら、いつまでも汚い部屋のままです。
未来の状態とは今の自分がどう動いたかで決まります。
■エンタメストーリーのセオリー
エンタメの主人公は、最初はただただ世の中の動きに合わせています。
自分では何も変えられないと、学習もせずスキルも磨かずにただただ生きているだけです。
流されるままに、現状維持のまま生きているだけです。
しかしあることがきっかけで、自分で主体的に未来を変えようとし始めます。
そして壁にぶつかり、それを乗り越えて理想の状態になる。
これがいわゆるエンタメストーリーの大枠です。
「現在指向」から「未来志向」へと変わり、自分で未来を作り始めるのです。
■理想がないからことなかれ主義になる
多くの人の人生は、こうしたエンタメの影響を大なり小なり受けています。
なので「壁を越えて成長する」物語をたどる傾向があります。
ただ、「自分の理想」がないので、とても小さな壁を越えるにとどまっています。
人はもっと、大きな理想を掲げていいのです。
「自分の未来はこういう未来にしたい」という未来志向の理想を掲げて、それに向かえばいいのです。
日本人は感情をあらわにしたり、自分の欲を出すことが文化的に苦手で、ことなかれの「現在指向」の人が多い。
ですが、「もっとやりたいことをやっておけばよかった」と、寿命で死ぬ前に不完全燃焼な感情に苦しめられることになります。
後悔先に立たずです。
■瞬間瞬間を選ぶ
僕らは、瞬間瞬間を選択して生きています。
その選択は自己責任です。
なにも選択せず流されることも自分で選択したことのうちに入ります。
不満のある現状になにも言わずに過ごして、不満のある状況にしてしまうのも自分の選択です。
だから人のせいにしないことです。
自分で自分の人生を選択していかなければ、自分の理想とする人生は送れません。
自分で自分の人生を作らねばなりません。
自分の欲求に正直になり、「自分は未来をこうしたい」という理想を掲げて、壁を越えていきましょう。
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