どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。
1998年当時、僕は「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んで、
「金持ちは資産を作り、不労所得を得ているから、金持ちになるのだ」
ということがわかり、一生お金に困らないようになろうと考えていました。
著者のロバート・キヨサキによると、不労所得は家賃収入から得られる、ということでした。
つまりアパート経営、マンション経営です。
土地の上に乗っている建物が資産というわけです(ちなみに土地があれば駐車場経営もできます)。
なので最初は不動産を買おうと思っていましたが、とてもそんなものを買えるお金はありません。
当時の僕はアラサーで、月収は30万円ほど。
貯金はほぼなく、不動産を買う頭金すらありません。
いったいどうしたらいいのか? と考えていました。
■金持ち兄さん
当時、このキヨサキ氏の本によって「お金持ちになりたい」という人が大勢いました。
お金持ちになる方法の本質がわかったのですから当然です。
お金持ちになりたい人のサークルもネットにたくさん立ち上がっていました。
僕はなにかヒントはないかと、「金持ち兄さん」という、いかにもな名前のサークルに参加することにしました。
最初はネットでやり取りをしていました。
ある日、オフ会があるから参加してよ、という、主催者「J」の呼びかけで、新橋の居酒屋に集まることになりました。
そこには男女5,6人がいて、和気あいあいと「どうやって金持ちになればいいんだろうねー」みたいな話をライトに話し合っていました。
その中にいた「よっち」は、すでに不動産を買った、という話をしていました。
「いったいどうやって?」僕は興味津々で聞きました。
すると、「不動産屋に飛び込みで入っていって、頭金なしで不動産を買いたいんです」と頼んだというのです。
頭金なしでアパートやマンション(一部屋でもOK)などの不動産を買うことができれば、あとは毎月のローンを家賃収入が上回っていれば、若干のプラスになります。
そうなれば、空室ができたときにマイナスになるリスクはありますが、何十年かしてその不動産を手に入れることができるわけです。
不動産が手に入れば、家賃はそのまま自分の収入になります。
よっちは何件か不動産屋をまわって交渉し、実際に分譲マンションの一室を購入することに成功していました。
「よくやったなあ」と思ったわけですが、飛び込みでそんなことをする気にはちょっとなれませんでした。
ちなみによっちとはその後、いろんなビジネスを共同でやったりしました。
さらに言うとよっちは、その時に買った不動産をオリンピックで土地の価格が上がっている頃に手放して、まとまった収入を得ています。
■さまざまな資産構築
「金持ち兄さん」にはさまざまな人がいました。
ネットワークビジネスをしている人もいて、ゆるーく勧誘していたり。
僕は20歳のころにネットワークビジネスの勧誘で高い買い物をしてしまい、後悔していたのでまったく興味がなかったですが。
主催者の「J」は、司法試験を受けるような高学歴で、このサークルで仲間を募って会社を立ち上げたいと考えているようでした。
実際に仲間同士で新橋の居酒屋のテナント物件を購入し、そこの収益をどうやってあげようか考えていました。
その後、「金持ち兄さん」のサークル活動は、徐々に広がりを見せ始めます。
新橋の市民会館の一室を借り、ロバート・キヨサキ氏が本とともに販売していた「キャッシュフローゲーム」のゲーム会を開催するようになりました。
このゲームは、サラリーマンが生活のために延々と生活費を稼ぐために回り続ける「ラット・レース」という状態から抜け、金持ちの居場所であるファースト・トラックに行き、自動的にお金が増えるようになるゴールにいく、というゲームでした。
つまりお金持ちになる方法が学べるゲームです。
Jはおそらくこのゲーム会を通じて、一緒に会社を育てていく仲間を集めていたのだと思います。
このサークル活動によって、実際にお金を稼いでいるトレーダー、実際にマンションを何棟も買っている人などが集まりました。
そしてその人達の話を聞きたいという人を集め、市民会館でセミナーをするようになったのです。
セミナーは無料ですが、その様子を撮影した動画DVDを数万円で販売することになりました。
このDVDはビジネス情報を発信するメルマガ等で販売し、まとまった利益を生み出しました。
この資金を元に、Jは金融関係の教育をする会社を立ち上げます。
この会社はその後、年商10億円を超える会社になっています。
Jは現在、20歳差もあるようなめっちゃ若い女性と結婚して、世界各国を旅行でまわるような生活をし、さらに趣味の会社を立ち上げたりしています。
■ネットビジネスブーム
僕はと言うと、ヒットゲームを作るのが目的だったので、ジョーの会社には役員として在籍しましたが、本格的には参加しませんでした。
自分を主体にして、どうにかしたいと考えていたのです。
「金持ち兄さん」のサークル活動に参加しつつ、情報を集めていました。
そして、この本に行き着いたのです。
ロバート・アレンの「実践的オンラインマネー獲得法」です。
この本はネットでいかにして収益を上げるかが書かれた、とても示唆に富む内容で、今読み返してもめっちゃヒントが書かれています。
ちなみに今だとアマゾンで1円で売られています(笑)。
この本のある記事を読んで、僕はビビッと来ました。
この記事を参考に、自分の経験、蓄積をネットで特別レポートとして販売すれば、けっこうな収益を上げられる。
そう考えたのです。
これが、ネットにおけるビジネス活動のはじまりでした。
この本には、ノウハウを100種類用意したとあったので、自分も販売ページにアップするノウハウは100種類を目標にしました。
1つ目は、ゲーム企画ノウハウを48個詰めたものをhtmlで編集し、zipで圧縮したものを、1500円で売ることにしました。
これを、プロバイダについてくる自分のホームページスペースで売ったのです。
ビジネスをやるのは初めてだったので、ホームページに告知をアップするのは非常に勇気がいりました。
しかしエイヤと、アップロードしたのです。
次の日、ホームページの掲示板に「出たら買いますよ!」と言ってくれていた人が買ってくれていました。
初月の収益は、1500円でした。
これで大きな収益を上げるのは、非常に気の長い話になるのだろうなと、当初は思っていました。
しかし、おかしなことが起こり始めたのです。
2つ目を発売したその月、売上が5万円を突破。
3つ目を発売した月は20万円越え。
セットで買うと割引になるコースも用意しました。
そして4つ目で、月商が50万円を突破。
売上は毎月前後しましたが、非常に安定的でした。
「こんなに売れるものなのか。これがネットのパワーなのか?」
そう思わせられる出来事が続いたのです。
会社からの給料に加えて副収入が50万円を突破したわけですから、月の収入は80~100万円ほどになり、生活には大きな余裕ができました。
貯金も貯まる一方です。
この、自分が研究して得たゲーム企画の知識、蓄積からの収益は1年以上続きました。
今であれば、同じことをアマゾンのkindleですると思います。
アマゾンには膨大なアクセスがありますし、実際知り合いが同じことをしていて、毎月何十万も収益を得ている事実がありますから。
SNSでマーケティングをすれば、さらにすごいことになるでしょう。
あなたの知識も、僕がやったのと同じように売れるものがあるはずなのです。
ただ、やっていないだけ。
もし、将来の収入が不安だったり、貯金が全然できていなかったりするのであれば、ぜひ、オンラインビジネスをやってみることをおすすめします。
あなたの人生が激変することになるはずです。
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